彼のハートを鷲掴みにする浴衣の着こなし
以前、IKKOさんの「大人の色気」の記事で、色気を引き出す魔法の道具として着物が登場しましたが、花火大会や夏祭りも各所で開催されるこの季節、こういった場所に赴くのにお誂え向きの装いは「浴衣」ですよね?
浴衣姿は期間限定のファッションです。今回は男目線を意識した浴衣の選び方を紹介します。素敵に着こなして彼のハートをしっかり掴んでね。
1)おすすめ浴衣カラーは?
・白地に単色柄のものを選ぶ。
浴衣と言ったら大和撫子、大和撫子と言ったらしっとり大人の女性…そういったイメージを持つ男性は少なくありません。そのような男性の浴衣へのイメージを満足させる色が「白地に単色柄」の浴衣なのです。
浴衣を着る上で重要なのは、浴衣と帯のバランスです。これらの色の組み合わせで粋にも無粋にもなります。
白地に朱色、白地に黒、白地に紺色といった浴衣はどんな柄であれ夏の爽やかさを表現しつつ、しっとりとした大人っぽさも演出できます。
逆に黒地に白い模様、黒地に紅などの黒を基調とした浴衣は肌の白さを際立たせるには最適です。しかし黒地を選ぶ際はどうしても派手になりがちですので、小物などの組み合わせに注意しましょう。
・帯は草色、濃紺、焦げ茶色などシンプルなものを選ぶ。
大人の女性に似合う帯は、一般的には地味とされる「芥子色、濃い紫、紅、濃紺、草色、焦げ茶色、白色、クリーム色」等の和風の色彩を売りにした帯です。
白を基調とした浴衣ならばこれらの色ならば何でも合います。
帯の結び方ですが最も有名な結び方は『文庫結び』です。
まずは文庫結びをマスターしてください。これをアレンジして行けば大抵の結び方は簡単です。
・ヘアスタイルは「うなじ見せ」がおすすめ
ロングヘア―の方は是非髪をアップにして綺麗にうなじを見せてみましょう。
浴衣に限らず和装に似合う髪型はうなじをくっきり見せるアップスタイルです。シンプルな夜会巻きも浴衣ならとても栄えます。
ショートヘアはアクセでワンポイントです。髪をアップにするのが難しい長さの場合、耳に髪をかけるなどして顔の輪郭を見せるようにするとスッキリと爽やかな印象を与えます。
ヘアピンなどの小物を上手く使えば華やかさも増しますよ。
2)仕草を美しく
洋装と違い浴衣を着用する際は気を付けなければならない事があります。しかし、これらは難しい事ではなくきちんと押さえる事によって、男性からのポイントはかなりアップします。
・歩く時は楚々と内股で歩く。
・袖、裾を意識する。
・手をぶらぶらさせない。
手を伸ばす時は片方の手で袖を、しゃがむ時は膝に沿って裾を押さえる。歩くときは手先まで意識して美しく歩く。和装って、意識しなくても帯を締めることにより、身も心も引き締まり、細々と言われなくても自然にできるものなんですよね^ ^
どれも浴衣の美しさを損なわないように気を付ける事ですが、これらの事は浴衣の着崩れ防止にもなりますので、是非押さえておきましょう。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」そんな女性を理想とする男性は少なくありませんので、この日だけは世の男性理想の大和撫子になっちゃいましょう。
3)こんな浴衣スタイルはNG!
・胸元開け過ぎ
近年多く見られる浴衣の着方ですが、花魁リスペクト?って言うんですか。。デートでこれは完全にNGです。
彼が喜ぶのであればまだしも、胸元開いてれば花魁のように華やかで色っぽいかと言うと、そうではありません。これだけ肌を見せてしまってはだらしないだけですので、鎖骨をくっきり見せるのはやめましょう。また、首を背中まで見えるくらい開けるのもNGです。首の付け根から拳一つ分が最も美しく見える隙間です。
・前結びの帯は子供っぽい?
これも近年よく見るようになった着こなし方ですが、帯を背中に回さずお腹のところで結んだスタイル。これNGです。非常にだらしなく見られてしまいます。昨今流行りの花魁リスペクトの一種かと思われますが、悪い意味で目立ってしまいますのでやめておきましょう。
・大股歩きは厳禁
ここで言うまでもありませんが、浴衣に限らず和装の時はどうしても歩きにくくなります。だからといって大股歩きでバサバサと裾が肌蹴て足が見えてしまっては折角の装いが台無しです。こんな特別な装いをしているのですから、この日くらいは男性にリードしてもらいましょう。
・浴衣の丈が短い
裾の長さですが、踝に合わせるように着るのが最も美しく見せる着付けです。足首が全部見えるような丈の長さは、小さい子がよく走り回ったりするためそのように着付けたりしますが、大人の女性には相応しくありません。全体的にどうしても子供っぽく見えてしまいますので、このような着付けは控えましょう。
・派手すぎるメイク
浴衣の際は派手なメイクはしないようにしましょう。きっちりメイクをするにしても、アイシャドウやアイライナー、付け睫毛を普段より控えめな物にしたりと、浴衣ならではのメイクに挑戦してみても良いかもしれません。
4)まとめ
いかがでしたか?和服は面倒な約束事が多いと敬遠されがちですが、浴衣はそこまで規則が厳しくありません。
今年の夏は手軽に浴衣を楽しんでみてはいかがでしょうか?
また、男性はどんなに時代が進んでも大和撫子への憧れは消えていません。普段は仕事バリバリのキャリアウーマンや、天真爛漫明るく元気な方、口が達者で気が強い方…なかなか無いこういう機会ですから、大和撫子を演出して男心をくすぐってしまいましょう。