本当に男にウケる手料理とは?
「男をつかむなら胃袋をつかめ」とよく言ったもので、今も昔も手料理は恋愛成就のための基本ですね^ ^
料理は女磨きの鉄板と言っていいと思います。復縁希望の女性たちからも、”お料理を頑張ってます”という声をよく聞きますよ。
「好きな女の子の手料理が食べたい」「料理が出来る女の子は魅力的」という意見を持っている男性は少なくありません。
どんなに外食産業が盛んになった飽食の時代と言えども、手料理と言う唯一無二のものには敵いませんね。
好きな人には自分の手料理を振る舞いたいものですが、何を作ればいいんだろうと困った経験はありませんか?
しかも食べてもらうならば一品だけというわけにはいきません。料理をごちそうするなら『献立』を考えなければなりませんね。
実はこの『献立』というものは、海千山千の専業主婦も毎日頭を抱えるものなのです。いざ手料理を振る舞おうと思っても献立で頭を抱えて悩むのは当然です。
では、どんな献立が男ウケするのでしょうか?
実は”肉じゃが”は男にウケが悪い?
よく男心を掴む料理に「肉じゃが」「カレー」「オムライス」「パスタ」といったメニューが挙げられます。どれも男の子が大好きなメニューばかりですね。しかし、このようなメニューは実はあまり男ウケしません。
何故なら、これらのメニューはすべて『各家庭の味が強く出るから』です。
では、一つずつ見ていきましょう。
・肉じゃが…絹さやを入れるかいんげんを入れるかの違い。醤油の味が濃いか、出汁の味が濃いかなどの味そのものの違いが家庭によって強く出る。
メインのお肉についても豚肉か牛肉か?でも意見が分かれます。
・カレー…鶏肉か豚肉か。野菜を溶かすかゴロゴロさせるか。ヨーグルトを入れる、リンゴを入れるなどの好みの違い、振り幅が大きい。
・オムライス…ライスをチキンライスにするか、バターライスにするか。ケチャップをかけるか、ハヤシライスのようにするか。卵をかけるか、包むかなどかなり派閥がある
・パスタ…レシピが多く、家庭によってオリジナルが多数存在する。定番のナポリタンやミートソースですら、甘めか塩辛いかの違いが家庭によって存在する
一例をあげてみましたが、いかがでしょうか?
自分のお母さんが作っていた料理を思い返すと「確かに!」と思う箇所もあるかと思います。
これらのメニューはどんなに上手に作ったとしても、比較対象が「お母さん」になってしまうのです。
これは非常に危険です。
「美味しいよ」という感想の前に「へぇ、君の家はそうやって作る家だったんだね。
うちの母さんはこうだったよ」となってしまいます。
ここから会話を広げることも可能ではありますが、男ウケしてるかと言われるとちょっと違うかな…って思いますよね。
このように、上記の定番メニューは「お母さん(彼の家庭)の味と比較されておしまい」という残念な結果になるだけですので、敢えて避ける事をおすすめします。
本当に男にウケる献立はガツンとした『丼メシ』!
では、どんなものが喜ばれるのでしょうか?それはズバリ、『丼物を中心とした献立』です。理由は簡単。とにかくボリュームがあるからです。
私たち女性は献立を考える上で『品数』や『バランス』『彩り』を重視しがちですが、男性は『食べ応え』を第一に考える傾向が強いです。
もちろん少食の男性もいますが、10代後半~30代前半の男性は「疲れた体にガツンと食いたい!」という欲求があり、血になり肉になりそうなパンチの効いたものを好む人が多いです。
そのような要求を叶えてくれるのが『丼物献立』なのです。
『丼物献立』は私たちにとってのメリットもあります。
一つは、品数を多く作る必要が無い。もう一つは手間がかからないというものです。洗い物が少なくて済むのも嬉しいですね。
簡単な献立の組み立て方としては…
メインに丼物、汁物、小鉢料理が2品程度。もしくは、丼物、汁物、サラダ、小鉢が1品ですね。
これくらいの組み立て方で充分ボリュームが出ます。
献立レシピ集
ではここで、具体的な献立レシピ集をご紹介しましょう。
鶏もも肉の照り焼き丼、ほうれん草の味噌汁、レンコンと筍の煮物、キャベツの塩昆布漬け
安価な上に短時間で作れます。最後に温泉卵をトッピングするとポイント増し増しです。煮物は作り置き、キャベツの塩昆布漬けは即席で作る…といった具合にすると手早く用意できます。
<鶏もも肉の照り焼き丼の作り方>
・鶏もも肉…1枚
・のり…適量
・醤油…大さじ3
・みりん…大さじ3
・砂糖…大さじ1~2
・サラダ油…適量
・マヨネーズ…適量(お好みで)
・ごはん…どんぶり一杯分
①鶏もも肉に火が通りやすくなるように、なるべく薄くなるよう切り開きます。
②フライパンにサラダ油をひいて、鶏もも肉の皮の部分を下にして焼きます。この時、アルミホイルを鶏もも肉の上に敷いて水の入った鍋などを重りにすると、皮がパリパリになりやすくなります。美味しさが増して火の通りも早くなりますのでおすすめ。
③5分ほど焼いたら裏返してフライパンに蓋をします。弱火で5~10分ほど焼きましょう。
④両面を焼いたら醤油、みりん、砂糖を混ぜたものを回しかけて弱火のまま馴染ませるように裏返したり、タレをかけたりを繰り返します。
⑤ごはんを丼に入れて、のりを千切ってちらします。その上に切った鶏の照り焼きを乗せて、さらにのりをかけ、最後にマヨネーズを適量かけて完成です。マヨネーズの代わりに温泉卵を乗せても美味しいです。
もっと食べたい!と言う男性には、定食屋さんのように汁物をパワーアップさせましょう。下↓の写真は『鍋焼きうどん+ミニ(?)照りマヨ丼セット』です。
豚の角煮丼、わかめの中華スープ、かぼちゃの甘辛煮、コーンサラダ
学食やファミレスにありそう…^ ^。
炭水化物が多い献立になりますので、サラダや漬物、煮付けなどで野菜成分を取り入れましょう。
片栗粉でタレを絡ませるのがポイント。圧力鍋があることが前提になりますが、豚の角煮は作り置きにもおすすめです。ご紹介する角煮は中華風の作り方になっています。
もっと中華っぽくしたい!というのであれば、酒を紹興酒に変えると良いでしょう。
かぼちゃの甘辛煮は、かぼちゃをカットして水と砂糖と醤油を入れて15分~20分コトコト弱火で煮込んでいれば完成します。
<豚の角煮丼の作り方>
・豚バラブロック…1パック(まとめて作ると便利なので、敢えてこの量で)
・ネギの青い部分…1本
・ニンニク…1かけ
・生姜…1/3
・水…400~500ml(鍋に豚肉を入れてひたひたになるくらい)
・醤油…50~100ml
・酒…50~100ml
・砂糖…大さじ2~3
・片栗粉…適量
・青梗菜か小松菜…適量
①豚バラブロックを適当な大きさに切ります。切ったらフライパンで軽く焼きます。完全に火を通すわけではなく、余分な脂を落として旨味を閉じ込めるのが目的です。
②両面焼いたらざるに移し、肉の上からお湯をかけて油分を落とします。
③圧力鍋に肉を入れ、水、ネギの青い部分、にんにく、生姜、醤油、酒、砂糖を入れます。蓋をして煮込む。大体20分くらい。
④15~20分経ったら火を止めて、しばらく放置。圧が抜けたら蓋を開け、丼に入れる分だけを取り出します。小さい鍋などに煮汁をお玉一杯程度入れて、片栗粉でとろみをとけ、肉に絡ませます。
⑤御飯の入った丼にタレの絡んだ肉と、塩茹でした青梗菜(小松菜)を盛り付けて完成です。お好みでゆで卵や白髪ねぎを付けると豪華になります。
「これだけじゃ足りない!」という場合は、スープをうどんやラーメンなどに変えるか、もう一品小鉢料理を用意しましょう。
男ウケする手料理のまとめ
男ウケする献立についてまとめて来ましたが、いかがでしたか?献立を考えるのに困ったら『メイン以外につまめるものを2品用意すればいい』と考えてみてください。大抵の男性はそれくらいあれば大満足します。
今回は和食を中心に述べてきましたが、洋食でも似たような感じになります。パスタなら「パスタ、サラダ、スープ、デザート」といった感じでしょうか。行き詰ったら飲食店のメニューを参考にしてみるのも良いですよ。
ちなみに、筆者の夫は大食漢で食べることが大好きな人です。夫曰く、恋人の手料理で「おぉ!」って思うものは『麺類』よりも『米を使った料理』だそうです。
「凝ったパスタやオムライスなどよりも、家にある物で手間暇かけずに作ること。凝った料理は“よそゆき”のような感じでその子の生活感が見えない。その子の可能な範囲でパパッと作ってくれると、この子をお嫁さんにしたら土日のお昼も手軽に何か作ってくれそうだと思えて、すごくいいなって感じる」
このように夫は言っていました。背伸びや無理をせず、可能な範囲で献立を考えて料理を作るのが大事ですね。
是非チャレンジしてみてください。